配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
Mammalian target of rapamycin (mTOR) 阻害剤は,膵島移植に用いられる免疫抑制剤の中で中心的役割を果たす薬剤であるが,各種細胞株に対しオートファジーを誘導することが知られている。しかしながら,mTOR阻害剤投与にて膵島にもオートファジーが誘導されるかは報告されていない。今回の研究で,LC-3-GFPマウスを用いて,ラパマイシン投与により実際に膵島にオートファジーが誘導されることがin vitroおよびin vivoで証明された。また,オートファジー阻害作用を有する3-methyladenine(3-MA)を添加することで,分離膵島のオートファジーを抑制し,膵島グラフトに対しても保護的に働くことが確認された。これらの結果より,mTOR阻害剤を含む免疫抑制プロトコールにオートファジー抑制剤を組み合わせるストラテジーが膵島移植の長期成績を改善しうることが示唆された。
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