研究課題/領域番号 |
20591630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
冨永 洋平 九州大学, 医学研究院, 特任講師 (90304823)
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研究分担者 |
永井 英司 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30264021)
大内田 研宙 九州大学, 医学研究院, 客員助教 (20452708)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膵臓外科学 / 膵癌 / 細胞周期 / microdissection / Weel / G2 / Mチェツクポイント / ノックアウトマウス / 膵臓がん / Wee1 / Mチェックポイント |
研究概要 |
我々は、膵癌細胞株を用いて、細胞周期でのG2M checkpointの制御に関与するWee1遺伝子の発現解析を行い、正常膵上皮細胞株に比較して、膵癌細胞株においてWee1遺伝子の発現が増強していることを示した。また、ヒト膵癌切除組織より採取した正常膵組織および癌組織を用いたWee1蛋白の発現解析を免疫染色法にて行い、正常膵組織においてはWee1蛋白発現は認めず、膵癌組織の25.5%(13/51例)において発現していることを示した。しかし、膵癌組織においてWee1(+)群とWee1(-)群におけて臨床組織学的特徴の統計学的解析を行ったが、TNM分類、UICC stage、Histologic grade 、Residual tumor category すべての項目において統計的有意差は認められなかった。Wee-1(+)群とWee-1(-)群で、Overrall survival、Disease free survivalの差も認められなかった。以上の結果より、Wee1遺伝子の膵癌における発現を確認できたが、Wee1遺伝子単独の発現レベルは、臨床病理学的な所見と相関するものはなく、その機能は,他の分子との相互作用により働くものと考えられた。
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