研究課題/領域番号 |
20592050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
木許 賢一 大分大学, 医学部, 講師 (50315339)
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研究分担者 |
吉岡 秀克 大分大学, 医学部, 教授 (00222430)
松尾 哲孝 大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)
篠田 啓 大分大学, 医学部, 准教授 (60245561)
中塚 和夫 大分大学, 医学部, 教授 (20112378)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 眼細胞生物学 / 網膜色素上皮 / 増殖性硝子体網膜症 / コラーゲン / シグナル伝達 / TGF-β / 分子標的治療 / 網膜色素上皮細胞 / 細胞外マトリックス / PKC-δ / PI3K/Akt / Smad / PI3K |
研究概要 |
増殖性硝子体網膜症における病態形成の主役であるTransforming growth factor(TGF)-βの細胞内シグナル伝達機構は未だ十分に解明されていない。今回、PI3K/Akt pathwayの役割を検討した。網膜色素上皮細胞をTGF-β2で刺激すると、PI3K/Aktが活性化する。PI3K/Akt阻害剤は、TGF-β2で誘導されるI型コラーゲンの産生を、プロモータ、mRNA、タンパクのレベルで抑制した。PI3K/Akt阻害剤は、Smad経路の活性化にも影響を与え、Smad3の転写活性を抑制すると同時にSmad7の発現を亢進した。I型コラーゲンプロモーターのSmad結合部位を変異させたコンストラクトに対してもPI3K/Akt阻害剤はその活性を減弱させた。PI3K/Aktは増殖性硝子体網膜症治療の標的分子となりえる。
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