研究課題/領域番号 |
20592317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | (財)先端医療振興財団 |
研究代表者 |
馬場 俊輔 (財)先端医療振興財団, 再生医療研究開発部門, 主任研究員 (40275227)
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研究分担者 |
山田 陽一 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (20345903)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 再生医療 / 足場 / 生体吸収性材料 |
研究概要 |
天然歯の咬合を支持しうる力学的特性を具備した開発済みである高強度の織物構造からなる生体吸収性足場のPLAと、「人工コラーゲン」を組み合わせて応用し,そこへ「移植細胞」から形成される再生骨により、早期にインプラントの咬合支持が可能となる足場を開発することを本研究における目的とした。まず、in Vitroにおいて織物構造PLAの足場としての骨再生を評価し、次に、実験動物において頭蓋骨骨欠損モデルにて足場の骨再生能を評価した。一方で、人工コラーゲンの足場としての骨再生能を評価した。さらに、大動物モデルを用いた骨欠損に対する再生能と歯周病の動物モデルにおいての歯周組織再生能の評価をおこなった。その結果、織物構造PLAは、in Vitroでの骨形成、動物モデルにおいても移植環境の変化で差があったものの足場としての骨再生能、そして歯周組織の再生能が確認できた。人工コラーゲンは、MSCにとっての足場としての機能だけではなく、骨補填剤としても評価可能であることがわかった。以上のことから、PLA と人工コラーゲンは各々が足場として有用であり、さらに機能を付与させることで細胞の足場としてだけではなく、それ自体が骨再生能を有するマテリアルに置き換わる可能性が明らかになった。
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