研究課題
基盤研究(C)
血小板より産生される生理活性リゾリン脂質スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)の歯周病態形成への関与について検討した。本研究期間においては歯周組織構成細胞である歯肉線維芽細胞(HGF)に及ぼすS1Pの影響を検討した。S1P刺激によりHGFから炎症性サイトカイン(IL-6,IL-8)産生が誘導され、HGF上の接着分子CD54の発現も増大することが明らかとなった。S1Pによる効果はS1P2受容体アンタゴニスト存在下では抑制された。このことからS1Pによって誘導されるHGFの炎症性反応はS1P2受容体を介している可能性が示唆されるとともに、炎症性歯周疾患においてS1Pは炎症性メディエーターとしての役割を果たしている可能性が考えられる。
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