研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、精神障害者家族会に参加する若年層の統合失調症患者の親にとっての家族会の意味を明らかにするとともに、日本の家族会の将来のあり方を検討することである。研究方法はエスノグラフィーであり、一つの地域家族会で参加観察を行い、17 名の家族会員へのインタビュー記録、家族会資料をデータとした。分析の結果、『時代を読み世代交代しながら変化する家族会』、『家族自身の社会資源としての家族会』、『精神障害者家族としての人生に意味を見いだす場としての家族会』という3 つの文化的テーマが抽出された。家族会は地域の有効な資源である。家族会が家族自身のセルフヘルプグループとして活動できるよう、保健医療福祉の専門家が家族会とパートナーシップで支援していくことが必要である。
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東京女子医科大学看護学会誌 Vol.4 No.1
ページ: 1-6
東京女子医大看護学会誌 4(1)
ページ: 2009-2009
120002361182