研究課題/領域番号 |
20710002
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
長井 健容 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教 (90452044)
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連携研究者 |
山崎 秀勝 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (80260537)
AMIT Tandon マサチューセッツ大学ダートマウス校, 物理学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サブメソスケール / フロント / 黒潮 / 乱流混合 / セカンダリーフ / 舌状分布 / サブダクション / 湧昇 / 低塩分水 / Frontogenesis / サブダクシ / マイクロストラクチャー / 黒潮前線 |
研究概要 |
本研究課題における現場観測は、2009年秋期に東京海洋大学、マサチューセッツ大学、ウッズホール海洋研究所、マサチューセッツ工科大学と共同で実施した。観測の結果、黒潮フロントは、暖水側の混合層域と黒潮本流直下の躍層付近で、乱流混合が比較的強いことが明らかとなり、黒潮フロント域が混合層から躍層以深まで、乱流混合・散逸が卓越して発生する海域であることを示す。また、本観測結果を初期条件とした高解像度モデルを用いた黒潮フロントの数値実験を実施した結果、黒潮フロントが強い内部波が励起している可能性が明らかとなった。また、本観測で取得した栄養塩の観測の結果、高栄養塩の舌状構造が表層からサブダクションしている様子を示した。この結果は、高栄養塩水である親潮水がサブダクションによって黒潮フロント域へ供給される可能性を示唆するもので、非常に興味深い。
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