研究課題/領域番号 |
20720103
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小嶋 美由紀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 学術研究員 (10431777)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 構文理論 / 人称代名詞 / 非指示化 / 非現実ムード / 意志性 / 命令 / 1人称代名詞 / "〓" / 受益 / 拡張 / 再述代名詞 / 言語学 / 非指示的 / 上海語 / 粤語 |
研究概要 |
現代中国語の三人称代名詞は、ある特定の構文(二重目的語構文及び使役構文の拡張構文)において非指示的な用法を持つ。この非指示的な三人称代名詞は命令文や条件節といった未実現の事態、つまり非現実ムードを表す文にのみ生起するという特徴を持つ。本研究は、形式と意味の結びつきである構文を文法の基本的単位とみなす構文理論(cf.Fillmore 1985、Goldberg 1995、Croft 2001など)に基づいて、i)三人称代名詞の非指示化現象の分析を試み、ii)三人称代名詞の非指示化とムード制約との相関関係を探り、iii)この相関関係が「授与」の意味を動機づけとする構文拡張によって生み出されたことを明らかにした。
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