研究概要 |
本研究課題に置ける成果として,(1)有理楕円曲面上の常微分方程式に関する研究,(2)フックス型方程式の変形理論に付随する4次元パンルヴェ型方程式の分類(ガルニエ系,藤・鈴木系,笹野系,行列パンルヴェ系の4種類),(3)非分岐な線型方程式に付随する4次元パンルヴェ型方程式の分類(22種類)(川上氏,中村氏との共同研究),(4)フックス型方程式に関するN. Katzによる中間畳み込みの理論のq差分類似の考察(山口氏との共同研究),(5)シンプレクティック構造を用いたシュレジンガー変換の離散ハミルトン系としての記述(A. Dzhamay氏,竹縄氏との共同研究)を得た.論文による発表が遅れているが,今後順次投稿していきたい.
|