局在プラズモン共鳴散乱分光を利用したタンパク質の反応・構造変化計測法の開発

• 研究課題/領域番号: 20750054
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 分析化学
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 藤原 一彦 秋田大学, 工学資源学部, 助教 (10375222)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 生体分析 / ナノバイオ / 金ナノ粒子 / 局在表面プラズモン共鳴 / 局在表面プラスモン共鳴 / 共鳴光散乱 / プラズモンカップリング / タンパク質

研究概要

金ナノ粒子の示すLSPRによる共鳴光散乱を利用したタンパク質-タンパク質相互作用測定法および,タンパク質構造変化計測法の開発を行った.前者に対してはポンプ,インジェクタおよび検出光学系を備えた装置を作成し,ナノ粒子を固定化した測定チップにより抗原抗体反応を観測することができた.後者においてはタンパク質をナノ粒子間に挟み込んだ複合体を作成し,散乱強度の時間変化を測定することでタンパク質の動的な構造変化の観測を検討した.

研究成果

• [雑誌論文] Gentamicin inhibits HSP70-assisted protein folding by interfering with substrate recognition (2010)
  • 著者名/発表者名: Soh Yamamoto, et al.(13人中4番目)
  • 雑誌名: FEBS Letters 584 ページ: 645-651
  • 査読あり
• [雑誌論文] 金ナノ粒子を用いたバイオチップの開発-局在表面プラズモン共鳴による感度増幅と高感度検出-光アライアンス (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 雑誌名: 依頼論文 Vol.20 ページ: 56-60
• [雑誌論文] Gold Nanoparticle Monolayer Formation on a Chemically Modified Glass Surface Analytical Sciences (2009)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiko Fujiwara, Hidehiro Kasaya, Nobuaki Ogawa
  • 雑誌名: Vol.25 ページ: 241-248
  • 査読あり
• [雑誌論文] ポータブル金赤外分光装置を用いる毛髪の保湿力の測定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹山舞子・菊地良栄・熊谷昌則・天野敏夫・尾関徹, 藤原一彦・小川信明
  • 雑誌名: 分析化学 58 ページ: 667-673
  • 査読あり
• [雑誌論文] A chemometrics approach for distinguishing between beersusing near infrared spectroscopy (2009)
  • 著者名/発表者名: Hua Li, Yutaka Takahashi, Masanori Kumagai, Kazuhiko Fujiwara, Ryoei Kikuchi, Noboru Yoshimura, Toshio Amano, Jinming, Lin, Nobuaki Ogawa
  • 雑誌名: Journal of Near Infrared Spectroscopy 17 ページ: 69-76
  • 査読あり
• [雑誌論文] 金ナノ粒子を用いたバイオチップの開発-局在表面プラズモン共鳴による感度増幅と高感度検出- (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 雑誌名: 光アライアンス 20 ページ: 56-69
• [雑誌論文] Gold Nanoparticle Monolayer Formation on a Chemically Modified Glass Surface (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦・笠谷英博・小川信明
  • 雑誌名: Analytical Sciences 25 ページ: 241-248
  • NAID: 10025210269
  • 査読あり
• [雑誌論文] 金ナノ粒子を用いたバイオチップの開発光技術コンタクト (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 雑誌名: 依頼論文 Vol.46 ページ: 11-18
• [雑誌論文] 金ナノ粒子を利用したバイオチップの開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 雑誌名: 光技術コンタクト 46 ページ: 203-210
• [学会発表] レーザー光源を利用した局在表面プラズモン共鳴光散乱測定の高感度化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 学会等名: 第71回分析化学討論会
  • 発表場所: 島根大学
  • 年月日: 2010-05-16
• [学会発表] 金ナノ粒子の細胞内導入における粒子サイズおよび表面修飾の効果の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 学会等名: 第71回分析化学討論会
  • 発表場所: 島根大学
  • 年月日: 2010-05-15
• [学会発表] Resonant light scattering imaging of protein functionalized gold nanoparticle in a biological cell (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 学会等名: 5th international symposium on medical, bioand nano-electronics
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2010-02-24
• [学会発表] Resonant light scattering imaging of protein functionalized gold nanoparticle in a biological cell (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦
  • 学会等名: 5^<th> international symposium on medical, bio- and nano-electronics
  • 発表場所: 仙台エクセルホテル東急
  • 年月日: 2010-02-24
• [学会発表] 金ナノ粒子の細胞内導入におけるシグナル付与の効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 八釼友輔・藤原一彦・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: 日本分析化学会第58年会
  • 発表場所: 北海道大学高等教育機能開発総合センター
  • 年月日: 2009-09-25
• [学会発表] 金ナノ粒子の共焦点光散乱イメージによる細胞内タンパク質ターゲッティングの検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健太郎・八釼友輔・藤原一彦・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: 日本分析化学会第58年会
  • 発表場所: 北海道大学高等教育機能開発総合センター
  • 年月日: 2009-09-25
• [学会発表] 金ナノ粒子の細胞内導入と共焦点光散乱顕微観察 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦・佐藤健太郎・八釼友輔・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: 第70回分析化学討論会
  • 発表場所: 和歌山大学栄谷キャンパス
  • 年月日: 2009-05-16
• [学会発表] 細胞内導入を指向した金ナノ粒子表面修飾法の開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 八劔友輔・藤原一彦・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: 日本分析化学会第57年会
  • 発表場所: 福岡大学七隈キャンパス
  • 年月日: 2008-09-12
• [学会発表] 金ナノ粒子を用いたマイクロアレイの開発と測定試行 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦・宮田真太郎・小川信明
  • 学会等名: 日本分析化学会第57年会
  • 発表場所: 福岡大学七隈キャンパス
  • 年月日: 2008-09-12
• [学会発表] Preparation of a Protein Functionalized Gold Nanoparticle for Light Scattering Imaging of Biological Cells (2008)
  • 著者名/発表者名: 八劔友輔・藤原一彦・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: Tokyo Conference 2008, Asia Young Analytical Chemist Session
  • 発表場所: 幕張メッセ
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] Fabrication of gold nanoparticle based microarrays for multiple localized surface plasmon resonance detection of biomolecules (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦・宮田真太郎・小川信明
  • 学会等名: Tokyo Conference 2008, Asia Young Analytical Chemist Session
  • 発表場所: 幕張メッセ
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] 局在表面プラズモン共鳴散乱分光法による抗原抗体反応測定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤原一彦・阿部将之・山本聡・伊藤英晃・小川信明
  • 学会等名: 第69回分析化学討論会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2008-05-16
• [備考]
  • URL: http://www.lifescience.eng.akita-u.ac.jp/