研究課題
若手研究(B)
本研究は石垣島および宇都宮の水田群を対象として,土砂の収支を観測するとともに,その収支のモデリングに取り組んだ。その結果,次のことを明らかにした。(1)水田では,代かき時期のみならず,灌漑期間を通して土壌流亡が生じている。(2)水田が持つとされる土壌保全機能は,浮遊土砂を含んだ濁水の流入が前提となることを示唆した。(3)水田からの浮遊土砂流出のモデリングでは,連続値が得られる負荷-流量式(L-Q式)ではなく,降雨イベント毎の総負荷量-総流量式(ΣL-ΣQ式)が適している。
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