研究課題/領域番号 |
20790191
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田口 徹 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (90464156)
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連携研究者 |
水村 和枝 名古屋大学, 環境医学研究所・神経系分野II, 教授 (00109349)
メンゼ ジークフリート ハイデルベルグ大学, 医学部・マンハイム・CBTM・神経解剖学, 教授
ホハイセル ウルリッヒ ハイデルベルグ大学, 医学部・マンハイム・CBTM・神経解剖学, 研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 筋性疼痛 / 遅発性筋痛 / 加齢 / 脊髄 / 侵害受容器 / 機械受容 / 筋 / 筋膜 / 侵害受容 / 細胞外記録 / グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF) / 中枢神経機構 / 痛み / 脳 / c-Fos |
研究概要 |
1)遅発性筋痛における筋機械痛覚過敏にTRP(Transient Receptor Potential)チャネルや酸感受性イオンチャネルが関与することを明らかにした。2)遅発性筋痛にブラジキニンB2受容体の活性化、および神経成長因子が極めて重要な役割を果たすことを示した。3)遅発性筋痛では筋よりも筋膜への侵害刺激に対する感受性が高まっていることを示した。4)筋侵害受容器の機械感受性は加齢により亢進し、一方、皮膚侵害受容器の機械感受性は加齢により低下することを示した。5)脊髄後角ニューロンの細胞外記録により、腰部筋・筋膜に起因する腰痛の脊髄機構を明らかにした。6)圧迫刺激による骨格筋からのATP放出を定量化した。7)繰り返し寒冷ストレス負荷により慢性筋痛動物モデルを作成した。8)骨格筋機械感受性C線維の半数はアクロメリン酸-Aに対して興奮作用を示し、侵害受容器終末にアクロメリン酸-Aに特異的な新規受容体が存在する可能性を示唆した。
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