研究課題/領域番号 |
20790315
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター) |
研究代表者 |
関根 茂樹 国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 研究所病理部, 室長 (10321879)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | β-catenin / 肝 / 肝がん |
研究概要 |
肝細胞特異的β-cateninノックアウトマウスの遺伝子発現解析を行い、肝細胞においてβ-cateninによって制御されている遺伝子を網羅的に同定した。さらに、ヒト肝細胞がん検体を用いて、これらの遺伝子の発現と、β-catenin遺伝子変異との関連を検索したところ、マウスで同定された下流遺伝子のうち一部のものが、遺伝子変異の存在と高い相関を示した。現在、ヒト肝細胞がん細胞株を用いて、これらの下流遺伝子の機能解析を行っている。 肝細胞特異的Dicerノックアウトマウスが門脈周囲領域に特異的な遺伝子の局在のみが失われるという、部分的にβ-cateninノックアウトマウスに一致する表現形を示す事を見いだした。これらのマウスモデルの解析の結果から、Dicerはβ-cateninの下流で門脈周囲領域特異的な遺伝子の発現抑制に必須の役割を果たしている事を明らかにした。
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