研究課題
若手研究(B)
p53の異常は癌の約半数に認められるが,p53導入のみではアポトーシスが誘導されない癌も多くある.そこで,アポトーシス阻害的標的遺伝子であるp21の発現を抑制する人工miRNAとp53を共発現する単一アデノウイルスベクターを作成した.このウイルスを癌細胞に感染させると,p53単独の場合と比較して高い治療効果が認められた.以上の結果から,このベクターを用いることにより治療抵抗性の改善が期待される.
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