研究課題/領域番号 |
20790959
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
東島 潤 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (30467815)
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連携研究者 |
島田 光生 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10216070)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸虚血再灌流傷害 / バクテリアルトランスロケーション小腸粘膜損傷 / 炎症性サイトカイン / egr-1 / 小腸虚血再灌流傷害 / バクテリアルトランスロケーション / 小腸粘膜傷害 / 炎症性サイトカイン、egr-1 / 肝虚血再灌流傷害 / HSP70 |
研究概要 |
【目的】小腸虚血再灌流モデルによる小腸粘膜障害に対するGeranylgeranylacetone(GGA)の予防効果の検討。【方法】Wistar系雄性ラットを使用。非投与群(n=4)=vehicleを虚血4時聞前に1回経口投与.投与群(n=4); GGAを虚血4時聞前に1回経口投与(100mg/kg)。小腸虚血再灌流は上腸聞膜動脈根部を40分間クランプ。再灌流後60分後で血中サイトカインをRTPCRで測定。粘膜障害をHSP70免疫染色で比較検討。【結果】投与群で血中炎症性サイトカインIL-1(GGA v8 cont : 1.78±0.90 vs 0.92±0.21, p<0.05)、IL-6(GGA vs cont : 78.5±40.0 vs 8.6±5.1, p<0.05)が有意に低下。Inf-γ,Caspase 3, TNF-αは有意な変化は認めなかった。投与群で転写因子egr-1が有意に低下(GGA vs cont : 2.02±1.20 vs 0.44±0.28, p<0.05)。投与群は小腸粘膜HSP70を過剰発現させ、粘膜障害を軽減。【結語】GGA誘導HSPはラット小腸虚血再灌流モデルにおいてEgr-1の発現を抑制、炎症性サイトカインの上昇を抑制し、粘膜障害を軽減した。
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