リンパ行性転移におけるリンパ管新生とリンパ節微小転移の意義の解明

• 研究課題/領域番号: 20790963
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 蔵原 弘 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (70464469)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: リンパ節転移 / 微小転移 / リンパ管新生 / 微小環境 / 腫瘍関連マクロファージ / リンパ節転 / 消化器癌

研究概要

膵癌はリンパ管新生因子を産生することによって,腫瘍および周囲のリンパ節にリンパ管を増加させる.増加したリンパ管は癌細胞が原発巣から他臓器に転移するための通路となり,結果として癌の転移が促進される.また,腫瘍には免疫担当細胞であるマクロファージが集まってくるが,腫瘍はマクロファージを腫瘍の進展を手助けするような性質に変換(教育)する.教育されたマクロファージは腫瘍と共同してリンパ管を増加させ,癌の転移を更に促進する.

研究成果

• [雑誌論文] Significance of M2-polarized tumor-associated macrophage in pancreatic cancer. (2009)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Kurahara, Hiroyuki Shinchi, Yuko Mataki, Kousei Maemura, Hidetoshi Noma, Fumitake Kubo, Masahiko Sakoda, Shinichi Ueno, Shoji Natsugoe, Sonshin Takao
  • 雑誌名: Journal of Surgical Research
  • 査読あり
• [雑誌論文] Significance of M2-polarized tumor-associated macrophage in pancreatic cancer (2009)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Kurahara
  • 雑誌名: Journal of Surgical Research (Epub ahead of print)
  • 査読あり
• [学会発表] 膵頭部癌のリンパ行性転移におけるtumor-associated macrophageの意義 (2009)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第40回日本膵臓学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-07-30
• [学会発表] pN0膵頭部癌におけるリンパ行性転移に関する検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第39回日本膵臓学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-07-30
• [学会発表] 膵癌の微小環境形成におけるtumor-associated macrophageの意義 (2009)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第109回日本外科学会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2009-04-03
• [学会発表] pNO膵頭部癌におけるリンパ行性転移に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第39回日本膵癌学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-07-30
• [学会発表] pN0膵頭部癌におけるリンパ節微小転移に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第20回日本肝胆膵外科学会
  • 発表場所: 山形
  • 年月日: 2008-05-29
• [学会発表] pNO膵頭部癌におけるリンパ節微小転移に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第20回日本肝胆膵外科学会
  • 発表場所: 山形
  • 年月日: 2008-05-29
• [学会発表] 膵頭部癌のリンパ行性転移におけるリンパ管新生の意義 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蔵原弘
  • 学会等名: 第108回日本外科学会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2008-05-16
• [学会発表] ntratumoral lymphangiogenesis correlates with lymphatic invasion, nodal status, and vascular endothelial growth factor (VEGF)-C in pancreatic cancer. (2008)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Kurahara
  • 学会等名: 8th World Congress IHPBA
  • 発表場所: Mumbai
  • 年月日: 2008-03-01