研究概要 |
本研究はSND1の前立腺癌における生物学的機能を検討することを目的とした。前立腺特異的SND1発現トランスジェニック(TG)マウスを作成し,生後18ヶ月後,前立腺の病理的検討を行った。前立腺におけるSND1の発現を確認したが,前立腺癌の発生は観察されなかった。SND1発現に伴う分子変化を検討するため,前立腺RNAを用いてマイクロアレイを施行した。正常とTGマウスにおけるmRNAの発現変化が大きい分子に関しreal time PCRにより,その発現変化を検討した。その結果から,SND1発現に伴い発現が変化している分子を同定した。
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