遺伝子多型は多嚢胞性卵巣症候群の疾患感受性、薬剤応答性を規定する

• 研究課題/領域番号: 20791154
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 札幌医科大学
• 研究代表者: 馬場 剛 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60404654)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 多嚢胞性卵巣症候群 / 遺伝子多型 / インスリン抵抗性 / アディポサイトカイン / アンドロゲン

研究概要

インスリン抵抗性関連遺伝子の一塩基多型(SNP)のうち、IRS-1Gly972Arg、RETN-420C/GがPCOSの疾患感受性遺伝子であることが判明した。一方、ENPP1 Lys121Gln、apM1-11377C/Gの遺伝子型頻度に関しては、PCOS症例とコントロール症例において、有意差は認められなかった。PCOS症例において、RETN homogeneous variant genotypeをもつものでは有意にBMI高値、空腹時インスリン高値、Adiponectin低値であったが、IRS-1 genotypeによる差異は認められなかった。

研究成果

• [雑誌論文] The contributions of resistin andadiponectin gene single nucleotide polymorphisms to the genetic risk for polycystic ovary syndrome in a Japanese population. (2009)
  • 著者名/発表者名: Baba T, Endo T, Sata F, Nagasawa K, Honnma H, Kitajima Y, Hayashi T, Manase K, Kanaya M, Moriwaka O, Kamiya H, Yamada H, Minakami H, Kishi R, Saito T.
  • 雑誌名: Gynecol Endocrinol. 25 ページ: 498-503
  • 査読あり
• [雑誌論文] The contributions of resitin and adiponectin gene single nucleotied polymorphisms to the gemetoc risk for polycystic ovary syndrome in a Japanese population (2009)
  • 著者名/発表者名: BABA T, et al.
  • 雑誌名: Gynecological Endocrinology 25 ページ: 498-503
  • 査読あり
• [学会発表] 多嚢胞性卵巣症候群の遺伝的素因(ワークショップ「PCOSをめぐる卵胞発育機構の基礎研究」) (2010)
  • 著者名/発表者名: 馬場剛
  • 学会等名: 第28回日本受精着床学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-07-28
• [学会発表] 多嚢胞性卵巣症候群の遺伝的素因(ワークショップ「PCOSをめぐる卵胞発育機構の基礎研究」) (2010)
  • 著者名/発表者名: 馬場剛
  • 学会等名: 日本受精着床学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-07-28