研究課題/領域番号 |
20H00094
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北村 友人 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30362221)
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研究分担者 |
杉村 美紀 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60365674)
米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
黒田 一雄 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (70294600)
太田 浩 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (70345461)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2024年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2023年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2022年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 高等教育 / アジア / 連結性 / イノベーション / 国際化 / 大学 / 留学 / 知識外交 / 連結生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、アジアの高等教育とそこで起こっているイノベーションを、国家間・大学間の競争と協力という2つの側面から総合的・多面的に分析する。それは、国を単位とするマクロ・レベルの研究と大学や研究者を単位とするミクロ・レベルの研究を組み合わせると共に、定性的な研究と定量的な研究を混合して行うことで、より包括的にアジアの大学について検証する、統合的な地域研究である。
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研究実績の概要 |
本研究は、アジアの高等教育とそこで起こっているイノベーションを、国家間・大学間の競争と協力という2つの側面から総合的・多面的に分析する統合的な地域研究である。アジアの高等教育が水平的な「連結性」を強める中で、いかにして教育・研究における国際的な競争力を高めてきたのか、そして科学技術のイノベーションに寄与してきたのかについて、事例研究の集積にもとづき理論化したうえで、アジア特有の高等教育モデルを提示することを目指している。 こうした目的のもと、当該年度には国レベルでどのような高等教育の戦略や政策が形成・実施され、いかなる成果を上げてきたのかについて、レビュー研究を行った。この研究では、アジア域内でもより影響力の大きな高等教育システムを有する主要国に焦点を絞って行った。また、アジアの各国・各地域で国境を越えた高等教育連携を通して、研究開発の担い手となる人材の基礎的なトレーニングを実施したり、国際共同研究にもとづく科学技術イノベーションの創出を行ったりしているため、それらに関する事例研究を行った。そして、これらのレビュー研究ならびに事例研究の成果を、国際学術誌の特集号として刊行した。 なお、こうしたレビュー研究ならびに事例研究を推進するために、国連教育科学文化機関(ユネスコ)バンコク事務所と国際ワークショップを共催し、アジア太平洋地域の高等教育専門家たちをバンコクに招聘し、多様な角度からの議論を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍の影響を受けて、事例研究を行うための現地訪問調査が滞ったり、ユネスコとの国際ワークショップをオンラインで開催せざるを得なくなったりと、研究を進めるうえでの困難があったが、基本的にはそれらに対応して、学術誌での特集号を編纂するなど、おおむね順調に研究を進めることができていると考える。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究を継続し、ユネスコとの国際ワークショップの対面開催を再開し、さらに充実した議論をアジア太平洋地域の高等教育専門家たちと積み重ねて行く予定である。
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