研究課題/領域番号 |
20H00100
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
志水 宏吉 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40196514)
|
研究分担者 |
棚田 洋平 一般社団法人部落解放・人権研究所(調査・研究部), 企画・研究部, 研究員 (00639966)
知念 渉 神田外語大学, グローバル・リベラルアーツ学部, 准教授 (00741167)
西田 芳正 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (10254450)
林嵜 和彦 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (10410531)
二羽 泰子 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (20802507)
山本 晃輔 関西国際大学, 社会学部, 講師 (30710222)
榎井 縁 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任教授(常勤) (50710232)
西 徳宏 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 助教 (50825627)
内田 龍史 関西大学, 社会学部, 教授 (60515394)
石川 朝子 下関市立大学, 都市みらい創造戦略機構, 特任教員 (60759877)
数実 浩佑 宝塚大学, 東京メディア芸術学部, 講師 (60908622)
王 一瓊 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任助教(常勤) (70913523)
高田 一宏 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (80273564)
園山 大祐 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (80315308)
堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 准教授 (80411833)
山口 真美 松山東雲女子大学, 人文科学部, 講師 (30964902)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
42,640千円 (直接経費: 32,800千円、間接経費: 9,840千円)
2022年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2021年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
|
キーワード | 排除 / 包摂 / マイノリティ集団 / 学校システム / 聞き取り調査 / 排除と包摂 / 教育システム / マイノリティ / 学校教育 / マイノリティグループ / 当事者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、「マイノリティ集団に対する排除と包摂」という視点から、現代日本の学校教育システムが有する制度的・組織的特性とそこから生じる諸課題を把握し、その改革・改善の方途を探ることにある。そのために、「被差別部落の人々」「外国人」「障害者」「貧困層」という4つのマイノリティ集団を設定し、彼らに対する教育の場における排除を、1)彼らの教育機会の現状、2)それに対する当事者の経験や評価の2側面から把握する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、「同和地区の人々」「貧困層」「外国人」「障害者」という4つのマイノリティー集団を対象として、彼らが日本の学校教育システムからどのように排除されているかについての実態を把握したうえで、彼らをいかに包摂しうるかという問いについて検討を加えた。中心的に行ったのが、上記4つのグループに該当する高校生年代の子どもたちに対する聞き取り調査である。それに合わせて、学卒者・学校教師・その他教育関係者に対する聞き取りも付加的に実施した。排除の実態については、「学校からの排除」「学校のなかの排除」「学校から社会の移行に関する排除」の3つのカテゴリーを設定し、それぞれについて分析を実施した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本調査の成果は最終報告書に整理している。その中身は、4つのマイノリティー集団の高校生・若者たちに対するインタビュー調査の分析であり、付加的に海外(イギリスとフランス)で行った現地調査の結果である。 教育における排除と包摂というテーマは、現在の教育社会学分野において最も注目されている研究分野の一つであり、当事者の視点に焦点を当てた研究は数少ない。なおかつ本研究は、4つの集団の学校体験を横断的に俯瞰し、比較検討するというユニークな資格をもつ経験的研究である。学校教育の今後を考える上で、きわめて貴重な知見と示唆を提供するものである。
|