研究課題/領域番号 |
20H00179
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
冨永 望 国立天文台, 科学研究部, 教授 (00550279)
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研究分担者 |
高田 唯史 国立天文台, 天文データセンター, 准教授 (10300708)
古澤 久徳 国立天文台, 天文データセンター, 准教授 (10425407)
諸隈 智貴 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 主席研究員 (10594674)
田中 雅臣 東北大学, 理学研究科, 准教授 (70586429)
安田 直樹 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 教授 (80333277)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2023年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2022年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2021年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2020年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
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キーワード | 光赤外天文学 / 突発天体 / 探査観測 |
研究開始時の研究の概要 |
現在世界中で多数の突発天体探査観測が行われている。本研究は、観測と理論が融合した「時間軸天文学」を推進し、宇宙に存在する突発天体種族の完全理解を実現する。そのため、すばる望遠鏡Hyper Suprime-Camによって取得された全観測データを解析するシステムを構築し、人類が現在観測可能な全突発天体を検出・分類する。さらに、構築したシステムをリアルタイムデータ解析システムへ拡張し、全突発天体種族の輻射機構およびその起源を明らかにし、深宇宙時間軸天文学を発展させる。
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研究成果の概要 |
本研究はすばるHyper Suprime-Camの膨大な観測データの解析を可能にするデータ解析システムを構築した。それにより、短時間突発天体や継続時間の長い超新星など多数の様々なタイムスケールを持つ突発天体を発見しその起源を明らかにした。また、構築したシステムはマルチメッセンジャー天文学でも用いられ、すばるHSCを用いて高エネルギーニュートリノや重力波源の追観測を行い、それらのマルチメッセンジャー天体に対する電磁波対応天体の可能性のある天体を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は現時点で世界最高の性能を持つすばるHSCを用いた時間軸天文学、マルチメッセンジャー天文学を実現するために必要なデータ解析システムを完成させた。これにより、これまで人類が知らなかった突発天体を発見しその起源を明らかにしたことは、人類の知見を広げることにつながる。また、近々開始されるRubin/LSSTによる究極の突発天体探査の前に、すばるHSCを用いた時間軸天文学、マルチメッセンジャー天文学を実現したことで、今後もすばるHSCが深宇宙時間軸天文学を主導することができると考えられる。
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