研究課題
基盤研究(B)
本研究は、奄美・沖永良部島の消滅危機言語コミュニティーにおいて、伝統知を失いつつある若年層話者の文法知識と運用能力、言語選択・使用のパターンを包括的に調査・記述し、そこに観察される体系性を言語に対する意識・心的態度に関連づけつつ多角的に分析する。それにより言語消滅プロセスの動態の把握とその変化を生み出すメカニズムの解明をめざす。本研究を通して得られる研究成果は、近年そのニーズが急激に高まっている言語再活性化活動を効果的に設計するための基盤的知見となる。