研究課題/領域番号 |
20H01833
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武田 俊太郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (80737304)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 量子光学 / 量子情報 / 量子コンピュータ / 連続量量子情報処理 / 量子アルゴリズム |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者はこれまで、次世代の超高速コンピュータとして、汎用・大規模光量子コンピュータを実現する独創的な手法を考案・開発してきた。本研究では、研究代表者の光量子コンピュータ固有の強みを活かし、実際に光量子コンピュータで意味のある問題を解くことを目指す。これは、将来的に光量子コンピュータを実社会応用していくための第一歩となる。
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研究成果の概要 |
近年、光を用いた量子コンピュータにおいて、0・1を扱う量子ビットの手法ではなく、連続的な値を扱う連続量の手法が進展している。現状の連続量の光量子コンピュータはまだ小規模でエラーも多いが、うまく活用すれば実用的な意味のある問題に適用できる可能性がある。そこで本研究では、小規模な連続量光量子コンピュータを用いて、連続関数を最小化する量子アルゴリズムを実装し、その原理実証に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、量子コンピュータを実用的な問題に適用して社会の役に立たせるためには、非常に大規模かつエラーの低いデバイスが実現できる必要があると考えられており、その実現にはかなりの年月が必要と考えられてきた。本研究では、小規模でエラーが多い光量子コンピュータが意味のある計算に適用できることを示し、光量子コンピュータの近未来応用の可能性を示唆する結果となった。
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