研究課題/領域番号 |
20H02092
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
圓山 重直 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80173962)
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研究分担者 |
野中 崇 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00390386)
井関 祐也 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00780222)
細川 靖 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (50270195)
藤村 卓 東北大学, 大学病院, 講師 (50396496)
山家 智之 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (70241578)
岡部 孝裕 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (70772713)
古川 琢磨 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80818518)
郭 福会 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40611356)
横田 実世 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (70827451)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | サーミスタ / 熱パルスレーター / 熱パルスレーダー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,ガードヒータ型高精度表面温度計測をさらに発展させ,半導体薄膜サーミスタを用いた皮膚癌や内視鏡手術用カテーテル熱パルスレーダーを開発し,癌の生体内診断を行う新たな診断法を確立することである.具体的には,薄膜サーミスタと小型ペルチェモジュールを組み合わせた高精度能動温度プローブのプロトタイプを製作する.さらに,新しい生体伝熱モデルの構築を行い,熱パルスレーダーの臨床結果を記述する新理論を展開する.最終的には本熱パルスレーダーを内視鏡に組み込んで消化器や腹腔内手術の新しい診断方法としてのカテーテル型熱パルスレーダーを開発し,模擬生体と動物実験でその有用性を実証する.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,代表者らの提案してきたガードヒータ型高精度表面温度計測をさらに発展させ,半導体薄膜サーミスタを用いた(皮膚癌や内視鏡手術用)カテーテル熱パルスレーダーを開発し,癌の生体内診断を行う新たな診断法を確立することである.本研究課題では(1)複数のサーミスタをmKオーダーで温度検定可能な固体型温度校正装置の開発および熱的評価実験を実施した.(2)薄膜サーミスタと小型ペルチェモジュールを組み合わせた高精度能動温度プローブのプロトタイプを製作し,皮膚癌の早期診断の可能性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療における診断は,外見の観察と触診に始まり,幹部を一部切除して病理学的に判断している.メラノーマ(悪性黒色腫)に代表される皮膚癌では初期段階で発見した場合の治癒率は高いが,進行すると生存率がきわめて低くなる.それゆえ,非侵襲(切除しない)に早期発見が可能な皮膚癌の診断法が望まれている.本装置はこれらの解決を図ることができる可能性を有しており,社会的意義は大きい.また,ガードヒータ型プローブによる皮膚癌診断の研究は,代表者のグループ以外では実施されていない世界でもユニークな取り組みであり学術的意義は高いと考えられる.
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