研究課題/領域番号 |
20H02122
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
山本 紳一郎 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (30327762)
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研究分担者 |
櫻田 武 成蹊大学, 理工学部, 准教授 (40588802)
柴田 芳幸 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 准教授 (50614319)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | ニューロリハビリテーション / 視覚フィードバック / バーチャルリアリティ / 拡張現実 / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
日本では死因として脳卒中は減少しているが,高齢片麻痺者が増加しており,訓練を支えるセラピスト不足が懸念されている.それゆえ近年のリハビリ工学研究ではロボット技術を用いた訓練システムの開発研究が多い.しかしながら,ロボット訓練では患者のモチベーション維持が難しく,その効果を疑問視する報告も多い.このような現状を踏まえ,本研究課題では訓練モチベーションを無知覚・無意識(インプリシット)に高められる新たなバイオフィードバック機能の創成を目標とする.リアルタイムに視覚・体性感覚フィードバックをしつつ,個々人の至適特性を計測し,個々人に最適な歩行・立位姿勢訓練システムの開発を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究課題では訓練者のモチベーションを無知覚・無意識(インプリシット)に高められるバイオフィードバック機能の創成を目標とした.リアルタイムに視覚・体性感覚フィードバックをしつつ,個々の訓練に適した歩行・立位姿勢訓練システムの開発を目指した.開発した歩行・立位姿勢訓練システムにおいて,インプリシットな至適訓練手法を確立し評価した.また,免荷式歩行訓練システムのバイオフィードバックシステムを開発し,下肢動作をアシストする装具部と体重を軽減する免荷部において,様々なパラメータをフィードバックできるシステムを組み込んだ.最終的には、研究目標は完全には達成できなかったが,目標達成に向けた道筋ができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の目的は,障害者や高齢者の訓練モチベーションを無知覚・無意識(インプリシット)に高められる新たなバイオフィードバックシステムを歩行・立位姿勢訓練システムに組み込むことであった.そのプロトタイプは組み込むことができた.まだ最終的な開発目標が達成できたわけではないが,そのマイルストーンは得られたのではないかと思われる.将来的にテーラーメイドなリハビリ訓練処方が可能となれば,臨床的にも大いに意義ある研究成果となるのではないかと思われる.
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