研究課題/領域番号 |
20H02265
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
谷口 守 筑波大学, システム情報系, 教授 (00212043)
|
研究分担者 |
村木 美貴 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (00291352)
和田 健太郎 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20706957)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
|
キーワード | バイオミメティクス / 都市構造 / 15 minute city / 連携 / 社会参加 / 都市退化 / バイオミメティックス / エネルギー / モビリティ / 都市・国土構造 / アーバンフォーム |
研究開始時の研究の概要 |
本申請ではスマートな都市退化マネジメントを体現するため、バイオミメティックスの発想に基づき、A)理論化、B)実証分析、C)システム構築、D)実践、を体系的に実施する。最終的にⅠ.予防診断システム、Ⅱ.体質改善システム、Ⅲ.治癒リハビリシステムの構築を行う。そのプロセスとして、下記の6項目を研究期間内に遂行する。{1)コンセプトの確立と理論体系構築、2)上位カルテ、地区カルテの完備、3)各種症例の整理と予防診断システムの構築、4)Dualモデル開発による体質改善システムの構築、5)自律的な治癒リハビリシステムの構築、6)支援方策・制度の確立、適用}する。
|
研究成果の概要 |
人口減少等に伴い、元気なく生活習慣病に陥った都市を、バイオミメティックスの観点からマネジメントを行う方策を体系化した。具体的には、「カンフル」ではなく「体質改善」によってスマートに社会復帰させるための論理構築とメカニズムを明らかにしている。折しも本研究の実施期間がCOVID-19の感染拡大期と重なっており、その影響も踏まえて検討を行っている。特に最新の個人の交通行動やオンライン活動のデータに対する解析を統計的な信頼性が得られる形で実施している。これらの分析の結果、x-minute city概念の体系化と共に衰退する地域の治癒リハビリ方策をあわせて提示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新自由主義に基づく競争型社会がもたらした都市や地域における多くの負の側面に対し、協調型社会の創出が求められている。本研究では生物の生命体を維持するための様々な創意工夫をまちづくりの中に取り入れることで、誰にでもわかりやすい協調型まちづくりの展開を行ううえでの基礎情報を提示した。あわせてそれらの成果を政府の関連する審議会等へ情報提供することで、関連制度の改善において実際に参考とされた。
|