研究課題/領域番号 |
20H02324
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
吉岡 陽介 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00361444)
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研究分担者 |
加戸 啓太 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (60727379)
宗方 淳 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (80323517)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 周辺視 / 中心視 / 仮想環境 / 建築計画 / 注視特性 / 歩行空間 / 歩行 / 空間把握 / 方向判断 / 空間知覚 / 協応 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では中心視および周辺視の役割を検証するため、視野の任意の部分を制限することのできる実験システムを開発し使用する。この実験システムによって中心視野と周辺視野を部分的に制限し、そのときに生じる被験者の行動の変化を観察することで、制限された視野の部分が本来ならば担っていたであろう役割を定量的に導き出す。
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研究成果の概要 |
本研究では没入型仮想環境技術を用いた被験者実験によって、以下のことを明らかにした。1)特定の視野領域においてランドマークを把握できること(あるいは把握できないこと)が、空間定位の精度に影響を与える。2)対向走行する車に対する歩行者の安心感を演出するためには、周辺視野領域で視認されるボラードの間隔を狭くすることや、ボラードの高さを上げることが効果的であるといえる。3)ダウンライトの配置を分散させて周辺視野に映り込む陰影のパターンを操作することによって、天井高を高く見せることが可能である。4)周辺視野に映り込む街路のファサードを形態操作することによって街路の感覚的な中心軸の位置が定性的に変化する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、没入型仮想環境技術を用いた実験手法により、被験者が仮想空間を自由に行動できる状況で実験データ収集し、そのデータをもとに能動的な空間把握における中心視・周辺視の役割を検証した。研究成果として、人間の視覚特性を利用した安心できる歩行空間の構成や、迷いにくい都市環境の仕組みといった、安全で快適な生活環境を計画するための実践的な知識が獲得できた。また本研究の成果は、視野制限下における人間の行動を分析し特徴を抽出したものであり、ロービジョンケアなどの分野でも活用できる可能性がある。
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