研究課題/領域番号 |
20H03014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 鳥類 / 地上徘徊性甲虫 / モニタリングサイト1000 / 航空LiDAR / ドローン / 河川水辺の国勢調査 / 昆虫類 / 甲虫類 / レーザー測量 / 合成開口レーダー / 猛禽類 / 赤外線センサー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はリモートセンシングを活用し、森林生態系の生物多様性を広域的に地図化することを目的とする。活用するリモートセンシングは飛行機から取得されるレーザー測量や衛星から取得される合成開口レーダーを中心とした各種センサーである。環境省によるモニタリングサイト1000で蓄積されている森林における鳥類分布データを目的変数とし、リモートセンシングデータを説明変数としたモデルを構築する。あてはまりの良いモデルが作成できれば、日本全国の森林を対象とした生物多様性地図を作成する。鳥類に加え、地上徘徊性甲虫類についても同様にモデルを作成し、分類群によりどのようにモデルが異なるか明らかにする。
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研究成果の概要 |
リモートセンシングを活用し、森林生態系の生物多様性を広域的に地図化することを目的とする。環境省によるモニタリングサイト1000で蓄積されている森林における鳥類と地上徘徊性甲虫の分布データを目的変数とし、環境要因を説明変数としたモデルを構築した。 鳥類については434サイト、地上徘徊性甲虫については30サイトを分析対象とした。地上徘徊性甲虫は、北海道、本州、沖縄・奄美の大きく3つのグループに分類された。本州はさらに二つに分類され、標高と平均気温がその区分に影響を及ぼしていた。鳥類については、猛禽類、ジョウビタキの営巣環境の把握に航空LiDARをはじめとしたリモートセンシングデータが有用であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2022年12月のCOP15において新たな生物多様性目標が採択されたが、生物多様性のモニタリングは最も基盤となる情報である。陸域と海域の30%を保全する30by30では、多様な主体による自然共生サイトの増加が期待されており、簡便なモニタリングの必要性が高まっている。日本全国で行われているモニタリングサイト1000のデータを活用した本研究の成果は、異なる生態系、分類群にも応用できる。
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