研究課題/領域番号 |
20H03262
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
黒木 俊介 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 准教授 (50735793)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 性決定 / エピゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
ほ乳類の性決定遺伝子であるSryの発現は、発現する細胞の種類と発現のタイミング・量が最も厳密に制御されている遺伝子の一つである。この厳密性を保証する機構は長らく謎であったが、申請者は2013年、ヒストンH3K9脱メチル化酵素であるJmjd1aがSry活性化に寄与することを示した。本研究では、この時から依然として未解決な課題「Jmjd1aがSry遺伝子を特異的に標的とするメカニズム」の解決を目指す。
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研究成果の概要 |
性の決定と雌雄の分化は、生物が種を存続する上で最も重要なイベントのひとつである。Y染色体上の性決定遺伝子Sryを含め性決定に関わる転写因子が数多く同定されている。一方、エピゲノムの性決定への関与はまだよく分かっていない。本研究ではヒストンH3K9脱メチル化制御酵素Jmjd1aがSry遺伝子座を標的とするメカニズムを解明する目的で、Jmdj1aと結合するタンパク質を探索した。その結果、その候補として機能未知のZnフィンガータンパク質を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの性分化疾患(DSD, Disorders of Sex Development)は性の決定・分化が正しく進行しない場合に発症する病気である。DSDの半数以上の症例でその原因は未だ不明である。本研究によって同定した新規因子と性決定の関わりを明らかにすることで、DSD発症の新たな原因解明に繋がることが期待される。
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