研究課題
基盤研究(B)
一般的にがん・悪性腫瘍の微小環境には免疫細胞や線維芽細胞、血管内皮細胞など多数の宿主由来細胞が存在する。本研究では、微小環境における免疫細胞、主にマクロファージに注目し免疫抑制に関わるメカニズムを探索していく。
様々な癌腫におけるマクロファージの役割を明らかにした。臓器横断的な研究により、腫瘍関連マクロファージががん免疫に対して抑制的に働くことを明らかにした。一方で、リンパ節に存在するマクロファージは抗原提示細胞として、がん免疫を賦活化させる役割があることが示唆された。腫瘍関連マクロファージとリンパ節洞マクロファージそれぞれの活性化を誘導する化合物の同定も行い、動物実験(前臨床試験により)、それらの抗腫瘍効果を実証した。
様々な癌腫におけるマクロファージの役割を明らかにした。臓器横断的な研究により、腫瘍関連マクロファージががん免疫に対して抑制的に働くことを明らかにした。一方で、リンパ節に存在するマクロファージは抗原提示細胞として、がん免疫を賦活化させる役割があることが示唆された。腫瘍関連マクロファージとリンパ節洞マクロファージそれぞれの活性化を誘導する化合物の同定も行い、動物実験(前臨床試験により)、それらの抗腫瘍効果を実証した。以上の成果は、新たながん免疫に関わる創薬につながる結果である。
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すべて 雑誌論文 (18件) (うち査読あり 18件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 5件) 備考 (2件)
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https://www.kumamoto-pathology1.jp/