研究課題/領域番号 |
20H03469
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
山崎 小百合 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70567255)
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研究分担者 |
大倉 永也 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任教授(常勤) (20300949)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 樹状細胞 / 制御性T細胞 / 免疫制御 / 特異的免疫抑制 / クロストーク |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者は、「樹状細胞と制御性T細胞のクロストーク」による免疫制御の重要性を世界に先駆けて見出し、その研究をリードしてきた。本研究では、これまでの研究成果を発展させ、樹状細胞と制御性T細胞のクロストークによる免疫制御の分子機構を解明する。将来、本研究成果を応用し、重篤な感染症や発がんリスクのない免疫抑制法の開発に貢献し、自己免疫疾患、アレルギー、移植片拒絶を特異的に治療することを目指す。
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研究成果の概要 |
樹状細胞と制御性T細胞のクロストークによる免疫制御を解析するため、実験系をマウスモデル、およびヒトの系で立ち上げた。バルクRNA-seqや公開データベースも利用した遺伝子発現解析により、これらの実験系において、制御性T細胞が特徴的なFoxp3, CTLA-4などの分子群を高発現するのみでなく、ユニークな分子群も高発現していることを見出した。また、ある特徴をもった樹状細胞サブセットが制御性T細胞と相関している可能性も判明した。引き続き、樹状細胞と制御性T細胞のクロストークにおいて重要な役割を果たすと考えられる分子の解析を現在続けている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫学の基礎研究は多くの病気に関係するため、色々な病気の新しい治療法や医学の進歩に貢献できる。自らがこれまで発展させてきた樹状細胞と制御性T細胞のクロストークによる免疫制御というアプローチで、研究を進めることで、学術的な進歩や発展に加え、その成果を応用した治療法に結びつく可能性があり、社会的にも意義が高い。将来、少しでも病気に苦しむ患者様の役に立つことを目指し、研究を推進している。
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