研究課題/領域番号 |
20H03471
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
森本 幾夫 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (30119028)
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研究分担者 |
波多野 良 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任准教授 (30638789)
大沼 圭 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (10396872)
岩田 哲史 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (00396871)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | IL-26 / 炎症性サイトカイン / 慢性炎症 / 自己免疫疾患 / ヒト免疫 / IL-26中和抗体 / 関節炎モデル / 関節炎 / 炎症性腸疾患 / 移植片対宿主病 |
研究開始時の研究の概要 |
IL-26は多様な慢性炎症疾患で発現増加が報告されている新規炎症性サイトカインだが、マウスに欠損した遺伝子のため従来のマウス疾患モデルでは見逃されていたヒト炎症の重要な因子である。IL-26が多臓器線維化・過剰な血管新生を引き起こし、肺・肝臓など全身臓器の炎症や関節炎の増悪にも関与することを見出した。本研究では申請者ら独自のIL-26研究ツールを用いた疾患モデルにより、慢性炎症におけるIL-26の機能を解明し、新規抗炎症療法を開発するための基盤研究を行う。
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研究成果の概要 |
IL-26は近年、様々な慢性炎症疾患で発現増加が報告されている炎症性サイトカインだが、マウスには欠損した遺伝子であり、従来のマウス疾患モデルでは見逃されていたヒト炎症病態特有のKey因子である。本研究では慢性炎症病態におけるIL-26の機能を多臓器横断的に解明し、免疫難病に対する有効な抗炎症療法を開発するための基盤研究を行った。 ヒトIL-26バクテリア人工染色体トランスジェニックマウスを用いて、IL-26は乾癬や炎症性腸疾患、慢性移植片対宿主病(GVHD)、関節リウマチなど多くの炎症性疾患の病態に関与していることを示した。樹立したヒト化抗IL-26中和抗体による新規治療法の開発が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、サイトカインやその受容体に結合してその機能を阻害する抗体医薬が様々な自己免疫疾患やアレルギー疾患の治療薬として承認されている。IL-26は主にTh17細胞が産生する炎症性サイトカインだが、マウスには欠損した遺伝子であり、従来のマウス疾患モデルでは見逃されていた因子であるため、まだその機能については明らかにすべき点は多い。 代表者らはヒトIL-26トランスジェニックマウスを用いて、様々な炎症性疾患モデルにおけるIL-26の役割を解明し、IL-26の中和抗体を開発した。IL-26抗体が炎症と組織の線維化を制御できる新たな治療薬となることが期待される。
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