研究課題/領域番号 |
20H03573
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
蔵野 信 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (60621745)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | スフィンゴシン1-リン酸 / アポ蛋白M / HDL / 臨床検査 / スフィンゴシン1-リン酸 / アポリポ蛋白M / スフィンゴシン1-リン酸 / 多面的効果 |
研究開始時の研究の概要 |
HDLには、コレステロール引き抜き能の他、生体にとって有用な多面的効果があり、この多面的効果は、HDL上のアポ蛋白M(ApoM)に結合しているスフィンゴシン1-リン酸(S1P)によると考えられている。本研究では、「ApoM-S1Pを利用することにより、HDLの多面的効果を臨床医学に導入できるのではないか」、という概念の下に、基礎研究(動物、細胞実験)と臨床研究の統合的アプローチにより、ApoM-S1Pによる臓器機能保護作用の機序を解明するとともに、ApoMリコンビナントおよびApoM ELISAを用いて本研究成果を治療医学的、検査医学的応用することを目指す。
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研究成果の概要 |
善玉コレステロールと言われるHDLには、コレステロール引き抜き能の他、さまざまな生体にとって有用な多面的効果がある。この機序としては、HDL上のアポ蛋白M(ApoM)に結合したスフィンゴシン1-リン酸(S1P)が担っていると考えられている。本研究では、ApoM-S1Pは、糖尿病性腎症、敗血症、肝臓病などに治療的応用の可能性があり、また、これらの疾患の予後を示す臨床検査として有用であることが示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化性疾患以外に、HDLコレステロール濃度が予後と疫学的に関係があるとされる腎疾患、敗血症、糖尿病は、未だに治療法、検査法においてアンメットニーズが大きい分野である。本研究では、HDLのアポ蛋白M、スフィンゴシン1-リン酸がこれらの疾患に対して保護的な役割があることを示すことができた。この成果は、これらのアンメットニーズが大きい疾患に対する新しい治療法の開発や、これらの疾患の多彩な予後について予測することのできる検査法の開発につながるものである。
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