研究課題/領域番号 |
20H03613
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高瀬 圭 東北大学, 医学系研究科, 教授 (60361094)
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研究分担者 |
曽根 正人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30323752)
森本 玲 東北大学, 大学病院, 准教授 (30547394)
石幡 浩志 東北大学, 歯学研究科, 助教 (40261523)
尾股 慧 東北大学, 大学病院, 助教 (40818374)
小黒 草太 東北大学, 大学病院, 講師 (50383716)
清治 和将 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50400247)
小野 美澄 東北大学, 大学病院, 助教 (70734218)
西村 涼 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任教授 (60799518)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 原発性アルドステロン症 / IVR / 高血圧 / ラジオ波焼灼術 / 副腎静脈サンプリング / ラジオ波焼灼 / 内分泌 |
研究開始時の研究の概要 |
機能性高分子・樹脂を応用したカテーテル用材料を検討し,カテーテル型焼灼デバイス開発へのフィージビリティを検討する.製作した機能性カテーテルについて,ヒト血管再現モデルや動物摘出臓器を用いた,血管内におけるカテーテル操作性および到達度の定性的評価,および電極バルーンの動態およびラジオ波焼灼能力を検証しフィードバック改良する.最終目標としてブタ生体副腎を対象とした非臨床試験を実施,カテーテル導入および焼灼性能の実用性評価を行い,将来的に臨床治験実施可能な実用的医療機器に進化させる.
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研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症は、疾患数が多くしかも機能性の良性腺腫が原因であることから、IVR(インターベンショナルラジオロジー)による低侵襲な治療が望まれる。経血管的副腎焼灼を目的として、柔軟性と焼灼性能の両立を目的としたバルーン拡張型焼灼カテーテルを考案した。導電インクを用いたカテーテルでは、ファントム試験、摘出臓器焼灼試験による性能確認後に、ブタ生体試験にて両側副腎の焼灼に成功した。カテーテルに適した弾性樹脂材料への金属コーティングカテーテルでは、折りたたみ耐久性と拡張耐久性の確認に至った。今後の研究で、更なる耐久性と安全性向上を行ない、経血管的病変焼灼術の臨床応用を目指す予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経静脈的腫瘍焼灼法は、これまで開発報告はなく、超選択的静脈サンプリング研究も、日本が世界をリードしている。高血圧患者の10%前後の多数例が存在する本疾患の大部分をIVRにて治療する方法を確立することで、脳卒中、心筋梗塞、腎不全といった医療費を圧迫する高血圧関連合併症を本治療により未然に防ぐことは、医療費削減のみならず、国民のQOLと健康寿命の延長に寄与するものである。若年高血圧も含む本疾患の根治は働き盛りの合併症を防止することで労働力確保にも貢献する。本デバイスが完成すれば、経皮的到達困難な深部の悪性腫瘍や血管構造に近接した腫瘍、さらには緩和医療のための神経等の焼灼にも広く応用可能と考える。
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