研究課題/領域番号 |
20H03622
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 正博 京都大学, 薬学研究科, 教授 (80336180)
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研究分担者 |
渡邊 裕之 京都大学, 薬学研究科, 講師 (40710786)
志水 陽一 京都大学, 医学研究科, 講師 (90634212)
飯國 慎平 京都大学, 薬学研究科, 助教 (70837731)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | αシヌクレイン / イメージング / レビー小体病 / パーキンソン病 |
研究開始時の研究の概要 |
レビー小体病(Lewy body disease; LBD)は,αシヌクレインタンパク質凝集体を主成分とする神経細胞内封入体であるレビー小体が関与する神経変性疾患であり,パーキンソン病,認知症を伴うパーキンソン病,レビー小体型認知症が含まれる.本研究の目的は,LBD患者脳内に沈着したαシヌクレイン凝集体に特異的結合性を示す核医学分子イメージングプローブを開発し,それを用いてαシヌクレイン凝集体を体外から非侵襲的に定量イメージングする方法を構築することである.
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研究成果の概要 |
本研究では,レビー小体病の脳内に発現するαシヌクレイン凝集体の生体分子イメージングを可能とする新規PET/SPECT用放射性分子イメージングプローブの開発を目的として,化合物ライブラリーを用いた構造活性動態相関を検討した.その結果,αシヌクレイン凝集体への優れた結合親和性および選択性を示すカルコン類縁体を見出した.本プローブはモデルマウス脳内のαシヌクレイン凝集体を検出することに成功し,PET用αシヌクレインイメージングプローブとしての有用性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した新規プローブを用いたαシヌクレインの生体イメージングが可能となれば,レビー小体病の早期診断への応用が期待できる .さらに,現在αシヌクレインを標的とした凝集阻害剤の開発研究も活発に行われており,その生体イメージングは,治療薬のスクリーニングツールとしても応用可能であることから,αシヌクレインを標的分子とするレビー小体病の創薬研究への貢献も期待できる.
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