研究課題/領域番号 |
20H03921
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2021-2023) 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2020) |
研究代表者 |
新城 大輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (10707285)
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研究分担者 |
伏見 清秀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50270913)
森崎 菜穂 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, 部長 (90721796)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 医療の質の評価 / データベース / 小児 / 小児医療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、小児医療の質の評価を推進して、質に関連する患者・施設・地域レベルの因子を特定し、その成果を医療提供体制に還元するモデル基盤を確立することを目指しています。例えば、地域別の医療の質のばらつきがないか、あるとすればそのような要因が考えられるのかを科学的に検証し、小児医療におけるエビデンスや有益な情報の創出を行います。より良い小児医療提供体制の在り方を検討・実現するために必要な研究です。
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研究実績の概要 |
2022年度においては、昨年度に引き続き収集した小児医療のエビデンス創出に必要なデータであるAdministrative database (DPC) と Registry database (NRN)を連結したリン ケージデータベースに基づく解析を進めたほか、DPCデータ単独解析研究を実施した。 DPCデータおよびNRNデータを連結したリンケージデータベースについて、構築・精度検証が完了した。当該取り組みの論文執筆を進めている。端的には、比較的高い精度で確率的連結が可能であることが確認でき、疫学研究に活用可能であることが確認された。そのため、当該リンケージデータを用いた疫学研究に着手することがき、鎮静薬に着目した研究仮説を設定し、データ抽出が完了した。現在、解析用データセットの生成をすすめているところである。 DPCデータ単独解析研究について、本邦で初となる小児抗菌薬使用量に関する指標(入院に限る)を開発が完了し、その成果は英文学術雑誌に受理された(Antimicrob Steward Healthc Epidemiol. 2023 Feb 2;3(1):e24.)。また、早産児における抗菌薬の使用状況に関する分析についても最終解析が完了し、論文執筆を進めており、来年度前半に投稿可能となる目途がついている。その他の解析についても、複数の研究仮説について検証を進めるべく詳細計画を精査している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
covid19がの収束に時間を要していることを受けて、様々な形で研究スケジュールに影響をあたえており、全体的にやや遅れている状況となっている。また、研究代表者の所属変更に伴って着任先機関における研究環境の整備にも時間を要したこともスケジュールに影響を与えている。
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今後の研究の推進方策 |
コロナが長引いている影響を受けて、予定通りのスケジュールで進めることが難しかったが、その影響を軽減するためのリモート研究環境の充実、解析環境の強化等により研究を推進する。また、新たに本研究の研究協力者を確保等にとりくんでおり、遅れを取り戻すべく研究推進に努める。
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