研究課題/領域番号 |
20H04007
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
吉田 美香子 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40382957)
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研究分担者 |
武石 陽子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00586505)
森 武俊 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任教授 (20272586)
正源寺 美穂 金沢大学, 保健学系, 助教 (80345636)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 排尿動作 / 下部尿路機能 / コンサルテーション / 多施設連携 / ICT |
研究開始時の研究の概要 |
本申請課題では、次の三つの研究を実施する。 ①ICTを利用した多施設間での排尿情報のコンサルテーションシステムの確立 ②在宅・介護施設の看護師向けの排尿ケア教育プログラムの開発 ③ICTを用いた多施設間の排尿ケアケアのコンサルテーションシステムの有効性検証
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研究成果の概要 |
本研究では、排尿動作支援の普及を目指し、①排尿情報のコンサルテーションシステムの確立、②看護師向けの排尿ケア教育プログラムの開発、③多施設間の排尿ケアのコンサルテーションの有効性検証に取り組んだ。①では文字認識に最適な日誌フォーマットを設計し、紙ベース排尿日誌を電子情報に転換するソフトの開発を行った。②では排尿動作と運動・認知機能の対応の整理と排尿用具・衣類の選択のアルゴリムの開発を行い、それらを含むEラーニング教材を作成した。③では多施設間での排尿ケアのコンサルテーションが脳卒中患者での入院期間の短縮や在宅復帰、在宅療養者での下部尿路症状の改善や介護負担の軽減に効果があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
排尿動作支援には下部尿路機能と排尿動作に関連する運動・認知機能の評価が欠かせない。本研究により、排尿日誌から下部尿路機能の評価に必要な指標の算出や電子情報としての保存がより効率的・正確に、多施設間で共有することが可能となった。また、排尿動作に関連する運動・認知機能の系統的評価排尿用具・衣類の選択の標準化ができ、多施設間の排尿動作支援の均質化や施設間の連携の円滑化に繋がる。これらの成果を組み込んだ排尿自立支援に関する多施設間の連携の普及が期待される。
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