研究課題/領域番号 |
20H04052
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
品岡 玲 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90724500)
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研究分担者 |
中原 龍一 岡山大学, 大学病院, 助教 (30509477)
大塚 愛二 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (50168986)
木股 敬裕 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (50392345)
山田 潔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10319965)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2020年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / 婦人科癌 / リンパ管造影 / lymphedema / Artificial Intelligence / 複合的理学療法 / 解剖 / リンパ解剖 / 人工知能 |
研究開始時の研究の概要 |
リンパ浮腫は、癌サバイバーが増加とともに患者数が急速に増加しているが、一方で解剖学的根拠のある画像診断法とそれに基づいた治療指針は確立されていない。しかし申請者は遺体研究に基づいたリンパ画像診断技術、さらに新・複合的理学療法治療体系を構築した。 今回、撮像機器の開発により人工知能(AI)学習用データを大量に収拾し、AI画像診断技術システムを開発、さらには画像診断学的根拠に基づいた新・複合的理学療法を普及させる。
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研究成果の概要 |
本研究により、下肢リンパ系の解剖全体が明らかになった。つまり下肢のリンパ系は、今まで1系統しかないと考えられてきたが、大きくは2系統、細かくは4系統存在することが証明された。また、下腹部のリンパ系は下肢と独立していることも明らかになった。 また、上記解剖を可視化できる画像装置の開発にも成功した。既存装置は小さなエリアしか観察できなかったが、新撮像器では、広角のカメラと、広範囲を照らせる光源を組み合わせることで、全体をリアルタイムに撮像できることを証明した。さらに、撮像した全体像を色付けするAIアルゴリズムの開発にも着手した。現時点では、角度をつけて繰り返し撮像することで学習効率を向上させられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成果は、リンパ浮腫画像診断におけるリンパ管造影法の検査手技の標準化や、画像診断法の確立に役立っている。装置の開発により全体像を観察できることで、画像所見の理解が容易になった。
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