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舌から脳への塩味表現を担う細胞・神経システムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H04111
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

野村 憲吾  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10734519)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
キーワード食塩 / 味覚 / 神経 / 塩味 / 脳 / 舌 / 光遺伝学 / 中枢神経 / オプトジェネティクス / イメージング / ナトリウム
研究開始時の研究の概要

食塩(NaCl)の摂り過ぎは、循環器疾患の重大なリスク因子です。しかし、私たち日本人の食塩摂取量(10.7g)は日本高血圧学会の減塩目標値(6g)を大きく上回っています。その根本原因はNaClが“ 美味しい”ことにあります。
食べ物の味は、舌の味細胞の活性化が、味神経を通じて脳へ伝わることで生じます。NaClの“美味しい味”は、舌のNaセンサー(ENaC)を介して感じると考えられていますが、その下流で塩味情報を処理する脳・神経機構は不明です。そこで本研究では、舌の味蕾でENaCからのシグナルを脳へ伝達するメカニズムを明らかにするとともに、その情報を受けてNaClの摂取行動を制御するための中枢神経回路基盤の解明に取り組みます。

研究成果の概要

本研究は、塩分過剰摂取の原因となる「美味しい」塩味が生じる末梢細胞メカニズムを解明し、その情報を受けて行動に影響を与える中枢神経回路のロジックを明らかにすることを目的として実施した。具体的には、下記の4つの計画:(Ⅰ)末梢の快塩味細胞の同定と、その情報伝達機構の解明(Ⅱ)光遺伝学を用いて人工的に塩味を創出する技術の開発、(Ⅲ)光標識技術を活用した、ナトリウム味応答ニューロンの同定、(Ⅳ)食塩の摂取をコントロールするための味応答神経の探索に取り組んだ。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、塩分過剰摂取の原因となる”好ましい”塩味が生じる仕組みの一端を解明することで、科学的根拠に基づく減塩方策の立案に通ずる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Cellular and molecular mechanisms underlying attractive sodium taste in taste buds2022

    • 著者名/発表者名
      Nomura K, and Taruno A.
    • 学会等名
      第95回日本薬理学会年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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