研究課題/領域番号 |
20H04232
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
渡邉 富夫 岡山県立大学, 情報工学部, 特任教授 (30167150)
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研究分担者 |
綿貫 啓一 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30212327)
石井 裕 岡山県立大学, 情報工学部, 准教授 (30372642)
西田 麻希子 岡山県立大学, デザイン学部, 准教授 (80382365)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / ヒューマンインタラクション / コミュニケーション / インタラクション / 引き込み / 対話 |
研究開始時の研究の概要 |
うなずきや身振りなどの身体的引き込みをロボットやCGキャラクタに導入することで一体感が実感できる身体的コミュニケーション技術や場の盛り上げ技術を研究開発してきた。これらの身体的インタラクション・コミュニケーション技術に対し、人の快適性を考慮した制御システムに関する知見を基に、生体情報計測により人の発話状態における情動を分析評価し、身体的引き込みシステムによる対話場と快情動との関連をモデル化する。本研究成果を展開し、身体的引き込みと対話場の生成メカニズムの解明、およびその対話場生成・制御メカニズムのモデル化へ挑戦し、誰もが使いたくなるコミュニケーション支援インタフェースを構築する。
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研究実績の概要 |
引き続き、コロナ禍でオンライン及び対面でのシステム評価法を再検討し、身体的引き込みと対話場の生成メカニズムの解明、およびその対話場生成・制御メカニズムのモデル化を達成するために、【研究1】これまでに開発してきた(Ⅰ)身体的コミュニケーションの合成的解析・理解のための身体的バーチャルコミュニケーションシステム、(Ⅱ)コミュニケーション支援のための音声に基づく身体的インタラクションシステム、(Ⅲ)コミュニケーション場の生成制御のための集団インタラクション・コミュニケーションシステムを研究開発展開し、各種の対話場の生成・制御システムを構築している。具体的には、多様なうなずき動作の印象評価に基づく身体引き込みシステムの展開、Web会議における積極的傾聴を促す身体引き込みシステム、うなずき反応振動提示によるコミュニケーション支援システム、発話抑制を目的とした聞き手ロボットの身体引き込み反応のタイミング制御システムなど、新たにオンラインを活用・併用してのシステム開発・評価を展開し、多様なうなずき動作など身体引き込み反応を制御することで、使用者の状況や感情に寄り添うコミュニケーションシステムの有効性を示した。また、【研究2】生体計測と脳科学に関する知見に基づく発話と心的状態の関連性の評価から、うなずきタイミングを遅延制御したロボットとのインタラクションにおける脳活動計測による情動評価等、対話を促す快適な対話場の実現に向けた対話場生成・制御メカニズムのモデル化を試行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新たにオンラインを活用・併用してのシステム開発・評価を展開し、各種の対話場の生成・制御システムを構築している。
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今後の研究の推進方策 |
前年度に引き続き、身体的引き込みと対話場の生成メカニズムの解明、およびその対話場生成・制御メカニズムのモデル化を推進するために、【研究1】これまでに開発してきた(Ⅰ)身体的コミュニケーションの合成的解析・理解のための身体的バーチャルコミュニケーションシステム、(Ⅱ)コミュニケーション支援のための音声に基づく身体的インタラクションシステム、(Ⅲ)コミュニケーション場の生成制御のための集団インタラクション・コミュニケーションシステムを研究開発展開し、対話場の生成・制御システムのプロトタイプを展開・解析・評価する。また、【研究2】生体計測と脳科学に関する知見に基づく発話と心的状態の関連性の評価から、多様なうなずき動作やインタラクションのタイミング制御による各種コミュニケーション条件下での脳機能計測(NIRS)等の各種生体情報計測により、積極的な対話を促す快適な対話場の実現に向けた対話場生成・制御メカニズムのモデル化を推進する。
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