研究課題/領域番号 |
20H04397
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
古川 拓哉 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40772116)
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研究分担者 |
松浦 俊也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00575277)
鹿内 彩子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (20758825)
関山 牧子 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康領域, 主任研究員 (90396896)
小柳 知代 東京学芸大学, 現職教員支援センター機構, 准教授 (80634261)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 食環境 / 生物文化多様性 / 山菜 / 木の実 / 郷土料理 / 伝統的知識 / 伝統的生態学的知識 / 食品交換 / 社会ネットワーク / 食育 / 環境教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、多様な地域食材の利用がみられる東北日本の農山村を対象に、食に関わる地域の生物文化多様性を評価すると共に、地域の食環境が食料・栄養摂取に与える影響を調査する。これらを通して、食料・栄養摂取の多様性の向上と、生物文化多様性の保全・活性化を両立し得る、農山村の食環境の改善モデルを提示することを目的に、食に関わる生物文化多様性の世代間継承を促進するための食育と環境教育の統合的アプローチの開発に取り組む。
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研究実績の概要 |
日本の農山村では、過疎・高齢化、公共交通網の縮小、食料品店の撤退などだけでなく、伝統的食文化とそれを支える生物文化多様性の消失など、個人の食料・栄養摂取に影響する外的要因である「食環境」が大きく変化している。しかし、農山村特有の食環境と食料・栄養摂取の関係はほとんど解明されていない。そこで、本課題では、東日本の農山村を対象に、食環境が食料・栄養摂取に与える影響を明らかにし、生物文化多様性の継承を通した食環境の改善モデルの提案を目的に研究を実施する。 本年度は調査地に選定した山梨県の山村において、前年度から継続していた食事調査の最終回を初夏に行ったほか、前年度までに得られていた食事データの栄養分析を行った。これまで得られたデータについて解析した結果、食品の贈答に影響する地域内交流については、若い男性ほど地域活動・行事の参加数が多く、コロナ禍を経て更に男女差が広がり、また移住者と比べて出身者の参加数が低下していた。趣味等のグループ活動について、コロナ前は移住者や高齢者ほど多くの活動に参加していたが、コロナ禍を経て女性の参加数がやや低下した。食事データを簡易的に解析したところ、特に高齢の女性ほど多くの栄養素で栄養摂取基準(推定平均必要量、目標量など)を満たしやすい傾向があり、ビタミンEやナイアシン、葉酸、カリウム、マグネシウム、リン、マンガンなどは特に男性の摂取量が基準値を満たしにくい傾向が明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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