研究課題/領域番号 |
20J01393
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2022) 名古屋工業大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
阿藤 聡 国立研究開発法人産業技術総合研究所, その他部局等, 特別研究員(PD) (20825731)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 筋肥大 / 筋収縮 / N-WASP / サルコペニア / 運動抵抗性 / 老化 / タンパク質代謝 / 筋原線維 / 加齢 / 骨格筋 / タンパク質合成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は, 加齢に伴いレジスタンス運動による適応応答の低下(運動抵抗性)を引き起こす分子基盤の解明を目的とする。このため、加齢がレジスタンス運動によって合成されるタンパク質組成に及ぼす影響の検討、また、加齢に伴う筋原線維形成分子の減少と運動抵抗性の因果関係の検討を申請者の研究室にて確立されている実験動物の運動モデルを用いて実施する。本研究によって運動抵抗性に繋がるがる生理状態や分子機構が明らかになることで、加齢に伴う運動抵抗性の克服を可能とする創薬や機能性食品開発のシーズへ発展することが期待される。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、加齢によるレジスタンス運動による筋肥大適応応答の低下機序を明らかにすることを目指し、筋タンパク質合成と筋原線維形成機構に着目して検討を行ってきた。 前年度まで、骨格筋のN-WASPが安静時の骨格筋量調節において果たす役割の検討を進めてきたが、本年度は老化に伴う運動抵抗性にN-WASP発現の減少が関連しているか否かを明らかにすることを目的に、N-WASPの発現低下が収縮による筋肥大に及ぼす影響を観察する為の実験を行った。実験はマウスを対象とし、骨格筋へのshRNA発現遺伝子導入によるN-WASP遺伝子のノックダウンが過負荷による筋肥大に影響を与えるか否かを検討した。具体的には、若齢C57BL/6J雄性マウスの両脚の下腿三頭筋にN-WASP遺伝子ノックダウンAAVベクター(対照群にはscramble shRNA発現ベクター)を筋肉注射にて投与し、投与から2週間後にマウスの片側の下腿三頭筋の腓腹筋とヒラメ筋の腱を外科的に切除し(対側脚には偽手術を施した)、その後、2週間通常飼育することで保存した足底筋へ慢性的な過負荷を行った。 その結果、過負荷によって対照群とNWASP-ノックダウン群のマウスの足底筋の湿重量は有意に増加(対照群:42%, N-WASPノックダウン群:49%)したが、筋肥大の程度にN-WASPノックダウンの影響は認められなかった。したがって、N-WASPは収縮による筋肥大に必須の因子ではない可能性が示された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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