研究課題/領域番号 |
20J01647
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
牧野 圭太郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 軽度認知障害 / エピゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
近年、認知症に関連するエピゲノム制御(DNAの塩基配列自体の変化を伴わず、遺伝子の発現過程を調節する仕組み)の解明に向けた研究が進められており、エピゲノムはアルツハイマー病や軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment: MCI)発症のバイオマーカーとなる可能性が示唆されている。また、MCIは認知症への移行率が高い一方で、正常な認知機能へと改善する可能性を持つことから、認知症予防の標的集団として注目されている。本研究は、MCI改善の機序について、新規バイオマーカーとして注目されているエピゲノムの側面から解明することを目的としている。
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研究実績の概要 |
近年、エピゲノムはアルツハイマー病や軽度認知障害(Mild cognitive impairment: MCI)発症のバイオマーカーとなる可能性が示唆されている。また、MCIは認知症への移行率が高い一方で、正常な認知機能へと改善する可能性を持つことが知られている。本研究は、MCI改善の機序について、エピゲノムの側面から解明することを目的とした。 最終年度では、2年目までに実施した追跡調査のデータを用いて、MCIを有する高齢者の認知機能やエピゲノムに関する縦断解析を実施した。認知機能評価では、ベースラインとフォローアップにおいてNational Center for Geriatrics and Gerontology-functional assessment tool(NCGG-FAT)を用い、単語記憶、注意・遂行機能、処理速度をテストした。エピゲノム情報については、ベースラインとフォローアップにおいて血液検体から網羅的なmicroRNAプロファイリングを行った。 ベースラインでMCIと判定された者は23名であり、そのうちエピゲノム情報のフォローアップを完遂した者は8名であった。MCI高齢者8名における認知機能の変化は、認知機能が改善しなかった群(Stable group)が5名、MCIから正常に改善した群(Reversion group)が3名であった。この2群間でmicroRNAの血中発現量の変化を比較した結果、先行研究で神経変性疾患との関連が報告されているmicroRNAの変化量に統計学的な有意差が認められた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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