研究課題/領域番号 |
20J11179
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分48030:薬理学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松澤 拓郎 東北大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2021年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2020年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ヘパラン硫酸 / Heparanase / 糖尿病 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、i) ヘパラン硫酸の増加による血糖降下作用の検討、ii) 新規HPSE(ヘパラン硫酸分解酵素)阻害剤の探索、を行い、ヘパラン硫酸を標的とした新規糖尿病治療薬開発へとつなげていきたい。 ヒト糖尿病への治療応用を考えた場合、マウスに対して糖尿病を発症させ、その後治療介入を行って効果を判定する必要がある。そこで本研究では、マウスに耐糖能異常を惹起した後で、ヘパラン硫酸を増加させて、血糖降下作用を検討する。また、新規HPSE阻害剤の探索研究のために、ヒトHPSE蛋白質を作製し、ヘパラン硫酸と阻害剤の候補化合物とのインキュベートを行い、トルイジンブルーを用いた呈色反応により阻害活性を測定する。
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研究実績の概要 |
ヘパラン硫酸分解酵素であるheparanase阻害剤開発のための、heparanaseの精製を行った。ヒトheparanaseの精製は、ヒト肝癌由来細胞株であるHepG2細胞を用いて行った。精製後に大腸菌を用いたクローニングを行い、ヒトheparanaseを精製できていることを確認した。次に、このヒトheparanaseから活性化型ヒトheparanaseを得るために、ヒト胎児腎細胞由来であるHEK293細胞にトランスフェクションを行った。前年度から今年度の初めの結果より、トランスフェクションを行うだけだと、十分量の活性化型ヒトheparanaseが得られないことがわかった。そのため、ヒトheparanaseが過剰発現しているHEK293細胞のStable transformantsを作製した。より多くの活性化型ヒトheparanaseを得るために、Stable transformantsに対してフォルスコリン刺激を行うことで、ヒトheparanaseの分泌実験を行った。その後western blotにより、活性化型ヒトheparanaseが見られる約50kDa付近にバンドを確認した。今後は、このヒトheparanaseの活性をトルイジンブルーを用いた呈色反応により確認した後で、ヘパリンセファロースを用いて活性化型ヒトheparanaseだけを単離していき、阻害剤開発研究へと応用していく。 また、heparanaseノックアウトマウスを作製するために、heparanase-floxマウスの凍結精子を購入した。現在はheparanase-floxマウスの数を十分に確保しつつ、組織特異的heparanaseノックアウトマウスを作製している。ヘテロに欠損したマウスは作製できたので、現在はホモに欠損したマウスの作製を行っている。ホモ欠損マウスの数が出そろい次第、解析を行っていく。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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