研究課題/領域番号 |
20K00896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
杉田 千香子 中央大学, 人文科学研究所, 客員研究員 (30837539)
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研究分担者 |
濱田 彰 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (50779626)
印南 洋 中央大学, 理工学部, 教授 (80508747)
内野 駿介 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (80825456)
清水 遥 東北学院大学, 文学部, 准教授 (20646905)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 英語教育 / 音読 / 音韻認識 / 音韻符号化 / リテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,外国語の音韻認知機能と外国語学習能力の心理学的関係性を明らかにし,外国語学習能力を育成するための教育的介入プログラムを開発する。文字言語の処理に関する認知モデルでは,言語の音韻情報を正確かつ自動的に処理できることが外国語を学ぶための基礎力の発達に貢献することを予測している。したがって本研究では,外国語として英語を学ぶ日本人を対象に,(a) 英語の音韻認識力がその後の学習成果をどの程度予測するのか,(b) 音韻認識力を向上させる音読指導の構成要素は何か,を解明する。そして,外国語学習能力に関わる認知機能の理論的枠組みと,外国語学習能力の成長につながる音読指導プログラムを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究は、外国語の音韻認知機能と外国語学習能力の関係性を明らかにし、教育的介入プログラムの開発を目的とした。外国語学習において, 音声を正確に捉え処理する音韻認識力と文字を音声化する音韻符号化能力の重要性が示されている。本研究では、日本人英語学習者を対象に音読指導を行い、音韻符号化能力と音声学的特徴の関係性を明らかにした。開発した音読指導プログラムは、音韻符号化能力を向上させ、外国語学習能力の発達の基礎となることが示された。これらの成果から、外国語学習能力の認知基盤に基づく音読指導プログラムを通して、理論と実践の統合を図ることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、言語習得に必要な認知機能の役割を検証し、モデル化する母語習得・第二言語習得研究を背景に持つ。学術的意義としては、これまで検証されてこなかった認知機能と音読指導の関係性を明らかにすることで、外国語学習の認知機能の理論的枠組みを発展させ理論と実践の統合を図ることにある。社会的意義は、外国語の音韻認識機能と外国語学習能力の関係性を明らかにすることで、効果的な教育的介入プログラムの開発につながる。音韻符号化能力の向上につながる音読指導の構成要素を明らかにし、外国語学習能力を育成する教育プログラムを提案したことで、教育現場における指導やカリキュラムの改善への貢献が期待できる。
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