研究課題/領域番号 |
20K01612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
秋山 太郎 新潟県立大学, 国際経済学部, 教授 (40167854)
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研究分担者 |
塚田 尚稔 新潟県立大学, 国際経済学部, 准教授 (70599084)
石塚 辰美 新潟県立大学, 国際経済学部, 教授 (50600425)
荒井 恒宣 新潟県立大学, 情報基盤センター, 助教 (30793187)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 特許 / 共同出願ネットワーク / 引用ネットワーク / イノベーション / 技術効率性 / 中国経済 / 共同R&Dネットワーク / 共同R&Dネットワーク / 中国 |
研究開始時の研究の概要 |
中国の特許データとASIEを接合し、特許データから共同研究ネットワークと引用ネットワークを作成して、(ⅰ)両ネットワークの類似度やその動学の推定等を通じて、両ネットワークの比較、とくにその知識フローの経路としての異同を明らかにするとともに、(ⅱ)R&Dネットワークおよび引用ネットワーク上の企業の特性とそのイノベーション成果との関連の分析を行い、どのような企業が高いイノベーション成果を挙げているのかを、実証分析に明らかにする。
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研究成果の概要 |
中国の企業センサスASIEのデータと中国の特許データをリンクさせたデータベースを構築し、企業間の知識の波及経路としての特許の共同出願ネットワークと引用ネットワーク、さらにはそれらと企業のパフォーマンスの間の関係を分析した。まず、中国の共同出願ネットワークと引用ネットワークを構築し、両ネットワークの特徴やその時間を通じての進化を明らかにした。さらに、ネットワーク統計量ではかったネットワーク上の企業の位置と、イノベーションや技術的効率性で測った企業のパフォーマンスとの関係について計量的分析を行い、どのようなネットワーク上の企業の位置が、企業のパフォーマンスと有意な関係にあるのかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のために構築した中国の特許データとセンサスASIEをリンクさせたデータベースは、先行研究よりもより正確かつリンクされた企業数も多く、このデータベース自体が大きな学術的意義がある。このデータベースを用いて構築された共同出願ネットワークおよび引用ネットワークの分析によって、中国のイノベーションシステムの特徴とその進化が明らかにされた。さらに、共同出願ネットワークと引用ネットワークの分析の企業の新製品導入ではかったイノベーションや技術効率性ではかった技術水準との関係を明らかにした。とくに、引用ネットワークとの関連についての分析は、これまで行われておらず、学術的意義は大きい
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