研究課題/領域番号 |
20K02209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
高橋 佳代 鹿児島大学, 法文教育学域臨床心理学系, 准教授 (90616468)
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研究分担者 |
今村 智佳子 鹿児島大学, 障害学生支援センター, 特任助教 (80837237)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 発達支援 / 地域支援 / 離島支援 / 支援者支援 / メンタルヘルス / ストレスマネジメント / 離島へき地 / 神経発達障害児者 / 子育て支援 / ストレス / 離島支援者支援 / 育児支援 / 地域連携 / 巡回相談 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は離島へき地における子育ての強みと課題を調査し、離島ならではの子育て支援モデルを創出することである。離島は領域保全上も重要な役割を果たしているが、人口減少が大きな課題である。他方、近年特に子育て世代に離島の不便さが好まれ移住促進により人口増に転ずる島もある。しかし、子の成長に伴う課題や、発達の障害、疾病への対応など福祉課題は未着手のままである。以上から本研究では、第1にこれまで把握されてこなかった離島での子育てに関する調査研究を行い、離島における子育ての特徴を精査する。第2に地域相談事業所と島外の専門家との巡回相談やオンラインカンファレンス等も活用した子育て支援モデルの開発を行う。
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研究成果の概要 |
(1)離島における発達支援の特徴の把握と支援体制の構築:離島地域の子育ての強みとして共同子育て文化、課題として障害や疾患に関する偏見の存在や専門的支援の不足などが示された。これを踏まえ、地域のヘルスリテラシーの向上と専門性の向上を目指した離島の発達支援モデルの提示を行なった。成果を3本の論文と報告書にまとめた。 (2)地域のヘルスリテラシーのへの寄与:自治体との連携により市内全中学校でのストレスマネジメント教育を実施し効果を検証した。呼吸法や動作法を活用し、講座内で自己弛緩体験を行うことで1回での実施でストレス低減やストレスへの理解の向上が確認された。成果を2本の論文にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)心理支援にアクセスしにくい地域における支援体制モデルの構築:地域に根付く子育て環境などの強みを活かし、専門的支援等補強すべきものをオンラインも活用しながら充実化させる発達支援モデルの提示を行った。日本の人口は都市集中であり、国土の約6割が過疎地域である。本研究で得られた知見は、全国各地にある過疎地域の発達支援モデルとしても援用可能でるという意味でも意義がある。 (2)新しいストレスマネジメント展開:ストレスマネジメントによりストレス低減等の効果が示された。オンラインを活用することにより、継続的で新しいストレスマネジメント教育のあり方を検討することが可能となった。
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