研究課題/領域番号 |
20K02360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石島 智子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (80568270)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | マグネシウム欠乏食 / 骨代謝 / 骨代謝マーカー / 骨密度 / 網羅的遺伝子発現解析 / 大腿骨 / ラット / マグネシウム欠乏 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、現在の日本人のMg不足状態を反映するような軽度Mg欠乏食を投与したラットの骨代謝への影響とその機序について、生化学的解析、物理的解析、網羅的遺伝子発現解析を行い包括的に理解することを試みる。 Mg欠乏食のMg濃度は3段階に設定し、それぞれのMg欠乏食を投与した際の骨代謝変動の特徴と軽度Mg欠乏から重度Mg欠乏への骨代謝の変化を見出したいと考えている。
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研究成果の概要 |
現在の日本人のMg摂取不足状態を反映するような軽度のMg欠乏食投与による骨代謝への影響とその機序について、生化学的解析、物理学的解析および網羅的遺伝子発現解析を行い包括的に理解することを試みた。0.04%、0.02%および0.01%のMg欠乏食投与により、それぞれ異なる骨代謝への影響が示唆された。また軽度のMg摂取不足状況下においても、骨代謝への影響は引き起こされるという新たな知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究においては、重度Mg欠乏食投与による骨脆弱化が報告されているが、本研究のように現在の日本人のMg摂取不足状態を反映するような軽度Mg欠乏食投与状況下においても骨代謝への影響は引き起こされるという新たな知見を得ることができた。軽度のMg摂取不足でも骨代謝への影響は引き起こされることから、適正量のMg摂取を継続することで骨脆弱化を予防し、骨の健康を維持することでQOLの向上に貢献できると考える。
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