• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヨモギ由来の新奇抗菌成分を用いた健康低リスク・環境低負荷な革新的体臭予防剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K02377
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関小山工業高等専門学校

研究代表者

高屋 朋彰  小山工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (90515553)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードヨモギ属植物 / Artemisia / 抗菌効果 / デオドラント作用 / 環境低負荷
研究開始時の研究の概要

本研究では,腋臭原因菌を選択的に抑制するヨモギ由来新奇抗菌成分を単離するための精製条件を確立し,構造解析によるヨモギ由来新奇抗菌成分の同定を行い,その性質を明らかにする.具体的には,各種クロマトグラフィーによる精製および赤外分光法(FT-IR),質量分析法(MS),核磁気共鳴スペクトル法(NMR)を組み合わせた解析を行い,新奇抗菌成分の構造決定を行う.また,多層培養ヒト表皮モデルを用いたin vitro実験系による新奇抗菌成分の安全性評価を行い,健康低リスク・環境低負荷な革新的体臭予防剤の開発に取り組む.

研究成果の概要

「スメルハラスメント」や「香害」の社会問題化など体臭に悩む人は増加の一途をたどっており,簡便で安全な体臭(腋臭)の予防法・治療法が切望されている。本研究では,健康低リスク・環境低負荷な「植物由来の新奇抗菌成分」を用いて革新的な体臭予防剤を開発し,予防医学的観点からQuality of Life(QOL)を向上させることを目的とした。具体的には,生活(浴用・食用)に活用されているヨモギ属から,腋臭原因菌を選択的に抑制する耐熱性・親水性の新奇抗菌成分について精製・同定・安全性評価を実施し,腋臭原因菌を選択的に抑制でき,安全性の高い体臭予防剤として利用可能な基盤技術の構築を目指した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヨモギ属(Artemisia)由来の抗菌成分に関する研究は国内外で数多くの研究グループが取り組んでいるが,その報告の多くは疎水性成分であり,また,皮膚環境や体臭に密接に関連する腋臭原因菌に対する研究・報告例はほとんどない。本研究の特色は,①耐熱性の高い親水性成分であること,②腋臭原因菌に対して選択的な抗菌性を示すこと,③浴用・食用として利用されている環境低負荷で安価な植物を用いること,である。本研究で得られる知見によって,体臭に対する予防医学や天然物化学の基礎的・応用的研究の活性化や,サニタリー・化粧品・医薬品・繊維産業を含む多種多様な分野への利用など,QOLを高める生活の実現が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 腋臭原因菌を抑制する植物由来の抗菌物質に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      高屋 朋彰, 鈴木 伸太郎
    • 学会等名
      日本農芸化学会2023年度大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 腋臭原因菌を抑制するヨモギ由来増殖阻害物質に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木伸太郎, 高屋朋彰
    • 学会等名
      第8回関東磐越地区化学技術フォーラム
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 腋臭発生要因菌を抗菌する植物成分の探索およびその精製と解析2020

    • 著者名/発表者名
      長谷川 空、大川 全、高屋 朋彰
    • 学会等名
      第6回関東磐越地区化学技術フォーラム、B-15
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi