研究課題/領域番号 |
20K02693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
高瀬 淳也 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (60780418)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 極小規模保育所 / 運動遊び / 少人数 / 小規模 / 保育所 / 運動あそび / へき地 / 幼児の運動遊び / 幼児体育 / 小規模保育所 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,へき地や離島などの過疎地域に見られる小規模の保育所において,少人数でも多様な動きが身に付けられる運動遊びの開発とともに,幼児期から児童期にかけての運動遊び・運動指導の体系化を試みることを目的とした。 具体的には,①幼児期を対象に少人数でも可能な運動遊びの開発,②幼児期から児童期にかけての運動遊び・運動指導の体系化を試み,少子化の進行に伴って小規模化が進む保育・教育機関に有効な資料を提示していく。
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研究成果の概要 |
本研究は,極小規模の保育所を対象に,少人数の環境で多様な動きを身に付ける遊びを開発し,小規模保育機関における運動遊びの体系化を目指した。 極小規模保育所における自由遊びの調査から,少人数のために友達との交流が限られており,それが要因となって,運動遊びの発展や深化が困難な状況が明らかとなった。しかし,環境によって少人数でも様々な動きが発現する可能性が示唆された。この調査結果を踏まえ,友達との協力や新しい動きを経験できるように環境設定の工夫に重点を置き運動遊びの開発に取り組んだ。開発した遊びによって,「よける」や「かわす」といった動きの発現につながるなどの成果が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では人口減少と少子化が進み,2053年には総人口が1億人を下回る予測もある。過疎地域では極小規模保育所が定員割れを起こす状況が見られるが,全幼児が10名程度でも認可外保育所として存続している地域も少なくない。しかし,これらの機関に関する研究は,社会学的アプローチが主流となっており,少人数でどのような保育・教育を展開していくとよいかという知見が不足している実態がある。このことから,本研究における極小規模保育所における運動遊びの開発や幼児期から児童期にかけての運動遊び・運動指導の体系化は,少子化が進む我が国にとって有益な情報となることが期待される。
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